1948-11-30 第3回国会 衆議院 人事委員会 第15号
次に私は官廳民主化の立場から見ましても、終戰以來今まで、全官公廳の大多数を占める勤労する諸君が労働組合をつくつて、役所の民主化がされつつあることは事実であります。そういうふうな趨勢がまた元の状態にもどつてしまうことは、非常に重要なことではないかと思うのであります。とにかくわれわれは極東十六原則並びに日本憲法に明示されたところの、労働者の基本的権利をあくまでも確保すべきであると思います。
次に私は官廳民主化の立場から見ましても、終戰以來今まで、全官公廳の大多数を占める勤労する諸君が労働組合をつくつて、役所の民主化がされつつあることは事実であります。そういうふうな趨勢がまた元の状態にもどつてしまうことは、非常に重要なことではないかと思うのであります。とにかくわれわれは極東十六原則並びに日本憲法に明示されたところの、労働者の基本的権利をあくまでも確保すべきであると思います。
次に私は、官廳民主化の立場から見ましても、終戦以来今日まで、全官公廳の大多数を占める勤労者諸君が労働組合をつくつて、役所の民主化がされつつあるということは事実であります。そういうふうな趨勢が、また元の状態にもどつてしまう。このことが非常に重要なことでないかと私は思うのであります。
しかして当地方にはいまだに地方産業経済の発展と密接不可分の関係を有する税務署の設置なく、あまつさえ目下二つの税務署の管轄下に属することは、地域的にも明瞭なるごとく、地方民の不利不便はとうてい忍びがたいものがあり、特に官廳民主化の声強く叫ばれる今日、はなはだ遺憾とするところであります。
具体的に申上げますならば、日本の官僚機構で一番封建色が強いと言われております大藏官吏の支配下にあります專賣局の機構は、專賣法規という法律と、煙草という物との両手によりまして、物と権力を両手に掌握したところの機構の中におきまして、官廳民主化のために労働組合の存在というものは誠に重大な意義を持つておるものであります。
これを羽仁さんは掘り下げましてこういうものが爭議権と團体交渉権を持たなければ、これは結局本人は保護できないのだ、こういう御観点からでございましようが、これはまあ官廳民主化とか、或いはいろいろな方面におきましても論議のある点でございまして、官廳の民主化は労働組合の團結権と團体交渉権と爭議権とで以て押して行くことによつて、官廳の民主化ができるという考え方もございまするし、又この國家公務員法というような一
次に私は官廳民主化の立場から、若干重要な問題があると思うのであります。それはもしこれが改惡されて、内容が骨抜きになつたならば、終戰以來今まで全官公廳の大多数を占める勤労者諸君が、労働組合をつくつて役所の民主化をはかつて行く、こういうふうに日本の民主化が官廳労働組合を中心として民主化されつつあることは事実であります。そういうふうな趨勢が、ここで骨抜きされたならば、また元の状態にもどつてしまう。
私もこの官廳民主化という点につきましては、まつたく同感であり、その理念においては人後に落ちないものであります。いろいろ官僚というものを批判いたしますが、一体どういうぐあいにして民主化するかという問題については、それぞれの立場でいろいろな議論もあると思います。要するにその責任観念というものが大事である。
第一に待遇の問題もありますけれども、われわれ税務官吏としては、やはり勞働組合、この組織せられた勞働組合を通じましての、いわゆる官廳民主化運動、官紀の肅正という問題、これと密接なる連繋をもつて、組合員即税務官吏、すなわち日本の歳入確保のために、公僕としての税務官吏に育て上げなくてはならない。
我々の方は主として労組の立場からでき得れば逐條ごとに意見を述べたいと思うのでありますが、時間が何しろ十五分でありますから、基本的な問題と、それから我々が官廳民主化を長年叫んでおります。そういうふうなものについての、今度出た公務員法との関聯意見というようなものを十五分で述べられるかどうか分りませんが、少し述べて見たいと思います。
○羽仁五郎君 今の御説明で大分愼重にお考えになつておることが分つて非常に喜ばしいのですが、これは例えば現在の官廳民主化などの場合にも、先日もそういう問題がありましたように、例えば税務官吏の場合でも、長年實際の第一線に立つて税務をやつておつた人が、學歴がないために相當の地位に就くことができないで、非常に貧弱な待遇で長年仕事をされておる。
これが官廳民主化の最大の問題であると彼らは言つている。これはたしかである。ですからこういう重大なる委員會に巣食う餘地を與えるということは非常に間違いである。だからこの際この重大なる問題を決定するにあたりまして、これは日本の經濟の復興がうまくいくかいかぬか決定するものであるから、これがまずくいけばだめです。